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膵臓学会に参加してきましたけれども、、、、

非常勤の石井優です。本日、東京のホテルニューオータニで「膵臓学会」という大きな学会が開かれました。学会というのは、全国の医師や研究者が集まり、病気の治療や検査について新しい情報を発表し合う、いわば“医療の勉強会”のようなものです。今回は、東京での開催だったので移動が楽でした。新幹線や飛行機に乗らなくていいだけでも、少し気が楽です(笑)。

今回の学会では、「膵臓がん」の診療ガイドラインが新しくなったことが話題になっていました。膵臓がんは、なかなか早く見つけるのが難しいがんです。現在膵癌の死亡数は全がん種で3位となっています。また、見つかったときにはすでに進行していることも多く、治療がむずかしいケースが少なくありません。今回の改訂でも、「どんな検査を行うか」「どうすれば早期発見できるか」「どんなときにどんな治療を選ぶか」といったことが、最新の研究にもとづいて見直されました。私たち医師も、こうした新しい情報を取り入れながら、みなさんにとって一番よい治療ができるように努力しています。

今回、私の後輩が学会で発表するということで、発表の応援にかけつける予定でした。ところがその直前、病院の当直医から緊急の呼び出しが入りました。「呼吸状態の悪い胆管炎(胆管の感染症でなくなることもあります)の患者さんがいます」との連絡がありました。呼吸状態が悪いということは重症であり、緊急の内視鏡治療が必要です。患者さんの危険な状態を放っておくことはできませんので、学会を途中で抜けて、急いで病院に戻り、緊急の内視鏡治療を行いました。

私たち医師も、ただ毎日診察するだけではなく、こうした学会でしっかり勉強して、知識や技術を磨いていくことが大切です。でも、それ以上に大事なのは「目の前の患者さん」です。どれだけ最新の知識を持っていても、必要なときにしっかり対応できなければ意味がありません。これからも、学び続けながら、みなさんに安心して診療を受けていただけるよう努めてまいります。

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