
腹部超音波検査は、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、大血管など、腹部にある多数の臓器の状態を調べるために行われます。この検査は、炎症の原因やがんを含む様々な病変の早期発見に役立ちます。
超音波を使用して、腹部臓器の画像を得ます。この検査はX線やCTと異なり、放射線被曝のリスクがなく、安全に行えます。
下記の疾患の検索に有用です。
腫瘍性病変(がんなど)、脂肪肝、肝嚢胞、胆嚢ポリープ、胆石、膵嚢胞、慢性膵炎、腎のう胞、腎結石、尿管・膀胱結石、前立腺肥大など
検査の流れ
①検査当日は朝食はとらないでください。水・お茶の摂取は可能です。
②検査予定日の8時半に来院ください。
③待合室で待っていただき、準備でき次第お声掛けします。
④ベッドに横になっていただき、腹部を出します。
⑤超音波検査を開始します。検査用のゼリーを腹部全体に塗布します。プローブ(探触子)を腹部に当て、臓器の画像を観察します。検査中、医師からの指示に従って、呼吸を止めたり、深呼吸をしたりすることがあります。検査は通常10分から15分程度で完了します。
⑥検査後検査結果をお話しします。
注意事項
・検査当日:朝食と水分はとらないでください。
・朝の内服薬は少量の水で検査の2~3時間前までに内服してください。
・検査2時間前までは、なるべき排尿しないようにしてください。
・糖尿病薬の内服は行わないでください。
・検査当日は、リラックスできる服装でご来院ください。
気になる点がありましたら、スタッフまで気軽にお声掛けください。